幸洋荘 温泉分析表

幸洋荘 温泉分析表


社宮司温泉

「社宮司温泉」は名湯・榊原温泉と安濃川を隔てた場所に位置し、
清少納言ゆかりの「七栗の湯」で有名な「七栗」に源泉を持つ温泉です。
アルカリ性泉質で、ほぼ無色透明・無臭のお湯は、慢性皮膚病、神経痛、筋肉痛などの効果があり、
心身共にリラックスして頂けます。


1. 源泉名及び湧出地

 源泉名  社宮司温泉
 湧出地  三重県津市稲葉町1119番地の2

2. 湧出地における調査及び試験成績

 (イ) 調査及び試験者  三重県保健環境研究所 衛生研究課 吉村 英基
 (ロ) 調査及び試験年月日  平成21年3月2日
 (ハ) 泉温  19.4℃ (調査時における気温9.5℃)
 (ニ) 湧出量  18L/min.(動力揚湯 水中ポンプ式1.5kw)
 (ホ) 知覚的試験  ほとんど無色澄明で、無味無臭である。(採水後72時間)
 (ヘ) pH値  9.2(PH)
 (ト) ラドン(Rn)含有量  0.8×10-10 Ci/kg (0.22M・E/kg)

3. 試験室における試験成績

 (イ) 試験者  三重県保健環境研究所 衛生研究課 森 康則
 (ロ) 分析終了年月日  平成21年3月18日
 (ハ) 知覚的試験  ほとんど無色澄明で、無味無臭である。(採水後72時間)
 (ニ) 密度  1.0009(20℃)
 (ホ) pH値  9.3(PH)
 (ヘ) 蒸発残留物  0.81g/kg(110℃)

4. 試料1kgの成分、分量及び組成

(イ) 陽イオン
成  分 ミリグラム (r) ミリバル (mval) ミリバル% (mval%)
ナトリウムイオン(Na+) 326.0 14.18 98.13
カリウムイオン(K+) 1.2 0.03 0.21
マグネシウムイオン(Mg2+) 1.2 0.10 0.69
カルシウムイオン(Ca2+) 2.8 0.14 0.97
陽イオン計 331.2 14.45 100.00
(ロ)陰イオン
成  分 ミリグラム (r) ミリバル (mval) ミリバル% (mval%)
フッ化物イオン(F-) 0.7 0.04 0.29
塩化物イオン(Cl-) 8.3 0.23 1.68
硫酸イオン(SO42-) 1.9 0.04 0.29
第二リン酸イオン(HPO42-) 2.5 0.05 .037
炭酸水素イオン(HCO3-) 659.0 10.80 78.89
炭酸イオン(CO32-) 76.0 2.53 18.48
ホウ酸イオン(BO2-) 8.8 0.21 1.51
陰イオン計 757.2 13.90 100.00
(ハ)遊離成分
非解離性分
成  分 ミリグラム(r) ミリモル(mmol)
メタケイ酸 18.8 0.24
非解離成分計 18.8 0.24
溶存物質(ガス性のものを除く) 1.11g/s
溶存ガス成分
成  分 ミリグラム(r) ミリモル(mmol)
遊離二酸化炭素 2.2 0.05
溶存ガス成分計 2.2 0.05
成分総計 1.11g/s
(二)その他微量成分(mg/kg)
成  分 ミリグラム(r) 成  分 ミリグラム(r) 成  分 ミリグラム(r)
<0.01 総ヒ素 <0.01 総水銀 <0.001
<0.01 カドミウム <0.01 ― 

5. 泉質

ナトリウム―炭酸水素塩冷鉱泉(低張性アルカリ性冷鉱泉)

6. 禁忌症、適応症

 浴用禁忌症  急性疾患(特に熱のある場合)、活動性の結核、悪性腫瘍、
重い心臓病、呼吸不全、腎不全、出血性疾患、高度の貧血、
その他一般に病勢進行中の疾患、妊娠中(特に初期と末期)
  浴用適応症  神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節こわばり、
うちみ、くじき、慢性消化器病、痔病、冷え性、病後回復期、
疲労回復、健康増進、きりきず、やけど、慢性皮膚病
 飲用禁忌症  腎臓病、高血圧症、その他一般にむくみのあるもの
 飲用適応症  慢性消化器病、糖尿病、痛風、肝臓病
  • 浴用、飲用の一般的注意事項については、環境庁自然保護局長通知に記載された浴用又は飲用上の
    注意決定基準を参考すること。
  • この別表は、温泉法第18条第1項の規定による掲示に必要な参考資料となるものである。
三重県四日市市桜町3684番11
三重県知事登録第1号
三重県保健環境研究所 所長 大熊和行